お十夜法要(おじゅうやほうよう)


 「お十夜(おじゅうや)」は、十一月から十二月にかけて  全国の浄土宗寺院で、ひろく行われる念仏会(ねんぶつえ)です。  「十夜法要」「十夜講」「十夜念仏」などともいい、もともとは陰暦  の十月五日の夜から、十五日の朝まで、字の如く十日十夜にわたる法会でし た。

連日御参詣の皆様は、食事と、布団を持ち込み、 一族郎党で本堂に御参集されました。

 この法会は、浄土宗で最も大切な経典の一つ「無量寿経」の巻下に、「この世において十日十夜の間善行を行うことは、仏の国で千年善行をすることよりも尊い」と説かれていることによります 。
 お十夜は、お念仏の尊さを知り、感謝の気持ちを込め て、これをお称えする大切な法会です。 現在では、日常のお仕事や、檀家様の地方分散化も進み、土曜、日曜の二日間と短縮されましたが、御信仰のお気持ちは昔と変わらず、熱心にお勤めをされ、 連日明朝の3時まで続きます。

この大切な念仏会に参加し、仏の国 での千年の善行にも勝る善行を、是非積んで頂きたいものです。

18年お十夜法要

            
また、18年度より、愚息3人が法要前のお勤めに出て、皆様と共に、御回向致しました