| ●趣意書 |
| ●副住職より |
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第八百十五回 御忌講讃導師出座の旨 謹啓 当山泉福寺は、宗祖法然上人の、み教えを受け継ぎ、高弟幸阿上人(総本山光明寺第三世管長)の開山以来、檀信徒の皆様とともに、先人の遺徳を今日まで受け継いでまいりました。 ここ泉福寺開山の歴史は古く、幸阿上人が九州に出向いた際、上八村で天福元年(1233年)念仏教化の庵を結んだことに始まります。 その幸阿上人の足跡を見ますと、法然上人がお亡くなりになられた際は、幸阿上人が自らの手で法然上人を光明寺で荼毘にふしたと伝えられており、その様子から法然上人と幸阿上人、ひいては総本山光明寺との強い結びつきがうかがわれます。 その幸阿上人が、法然上人がお亡くなりにった僅か二十一年後に開かれたのが、この泉福寺であり、法然上人の教えを広める幸阿上人の決意が、ここ泉福寺の礎となっているのです。 そして時は流れ、現在、泉福寺二十五世高野照弘上人がご住職をお勤め頂き、私どもの先人の御霊をお祀り頂いており、その安寧に感謝をするばかりでございます。 その高野ご住職が、この度、総本山光明寺に於きまして、令和八年四月に講讃導師として出座される運びとなられました。 講讃導師とは、法然上人の御命日を偲ぶ法要である御忌法要が七日間ひらかれ、その法要の中の、一日を講讃導師がお勤めするという重要な役目のことでございます。 本来、総本山光明寺での法要は御法主猊下(ごほっしゅげいか・管長様)が司るのが常でございますが、御忌に限り、講讃導師を拝命した住職が管長様の名代として法然上人の御遺徳を讃える大役を仰せつかるのでございます。 講讃導師出座は、法然上人と幸阿上人の仏心を、今まさに高野ご住職が、新たに泉福寺へと結び付け、ご住職の出座と共に私ども檀信徒の思いをも法然上人に届けて下さるものと、誠に有難く、喜び深く感じるばかりでございます。 総代会と致しましても、この大役を是非ともご住職に大成して頂きたく、多岐にわたる協議の結果、私ども檀信徒の思いをご住職にお預けし、ご出座をお祝いしたいという思いに至った次第でございます。 つきましては、ご賛同していただけます檀信徒の皆様には講讃導師出座のお祝いとして、下記のとおり総本山光明寺への「団体参拝」のご参加を募りたいと存じます。出費多難な折で誠に恐縮ではございますが、またとない本山参拝でございますので、ご理解とご協力の上、多くの皆様のご参加を伏してお願い申し上げます。 合掌 令和七年五月 泉福寺総代会 会長 廣橋英子 記 一、光明寺団体参拝費用 日程、行程表は別でご案内させていただきます。 また併せまして、講讃導師出座の「お祝い金ご寄付」も募っております。 尚、このお祝い金に関しましては、全額総代会で管理運営し、講讃導師出座の経費に充当させて頂きます。 講讃導師出座経費は、概算で四百八十万円の見積もりとなっております。内容につきましては、法要終了後、総代会にて決算書をご郵送させて頂きます。 また、お祝い金ご志納者と団体参拝参加者のご芳名は、本堂階段前(現、本堂屋根修理浄財金芳名一覧掲載場所)に、多年のご掲載をさせて頂きます。 加えまして、総本山光明寺での先祖回向も承っております。こちらもご希望の方は、同封の書類ご記入の上、ご返送等をお願い申し上げます。 ご不明な点がございましたら、お寺までご連絡をお待ち申し上げます。 電話 0940‐62‐1026 |
| 父の講讃導師出座に向け 皆様には日頃よりお世話になっております。 また、副住職になり様々な法要を経験させて頂く機会をお許し頂き、感謝申し上げます。 さて、本日総代会より、父の講讃導師出座の趣意書が配布されました。 ご存じの通り、私は総本山光明寺で随身(住み込み修行僧)を四年間、勤めさせて頂き、毎年御忌(ぎょき)法要のお手伝いをさせて頂きました。 そして、その中で各地域から出座されるご住職の皆様の講讃導師(こうさんどうし)のお姿を側で見てまいりました。その度に、いつか父がこの場に講讃導師として本山に来る機会があるのならば、自分は全力で父の擁護をし、父の講讃導師としての無事のお勤めをこの目に納めたいと常々思っておりました。長年その思いを持ち続け、この度念願叶いまして、父が講讃導師の拝命を頂戴することが出来ました。 講讃導師を勤めることは大変ありがたく名誉なことでございます。はたから見れば、それは泉福寺や住職にとっての名誉なことであり、檀信徒の皆様には関係のないことと考えるかもしれません。 しかしそれは違います。皆様のご先祖様や阿弥陀様への思いと願いが住職の心に宿り、それが言霊となって住職の声として光明寺の御影堂(みえどう)に広がるのです。 皆様が住職の体を借りて、法然上人と阿弥陀様に直接思いを届けるのと同じことなのです。 だから、泉福寺から講讃導師が出ることが有難く、感謝できるのです。 住職が一生のうちに講讃導師を拝命できることは中々無く、講讃導師を拝命することが出来るのは一生に一度有るか無いかのそれくらいの仏縁です。 皆様におかれましても、これが最後の講讃導師をお感じになられるたった一度のこの機会です。その妙縁を共に喜び、ともに感謝し、その御心を父の後押しの力に変えさせてください。 皆様のご尽力がなければ到底できない大役です。どうぞ皆様のお力をお貸しいただき、父の励ましにさせて頂きたいと思います。何卒よろしくお願い申し上げます。 合掌 令和七年五月 泉福寺 副住職 高野弘円 |
