熊谷草(くまがいそう)

  当山、泉福寺の総本山は、京都・粟生にございます、もみじ寺として有名な、光明寺でございます。開祖は高僧・法然上人(ほうねんしょうにん)で、そのお弟子様に蓮生法師(れんせいほっし)という方が居られました。蓮生法師は、名を熊谷次郎直実(くまがいじろうなおざね)と申し、戦国武将でした。すさんだ戦国時代を嘆き、出家したのでした。

  その、蓮生法師の800年忌大法要が、総本山で厳修されます。800年という節目のご縁に感謝すると共に、偶然、当山ではその熊谷直実公に因んだ「熊谷草」が花を咲かせました。二つものImg_0224_2ご縁に、檀家様も珍しさも加わり、代わる代わる、花をめでました。

 直実が戦の際、使用していた母衣(ほろ)・・背後からの弓矢を射られる事を防ぐために背負った大きな袋状の武具、に例えた花です。

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