明日(5月13日)は「花まつり」です。
「花まつり」では「潅仏会(かんぶつえ)」が行われ、右手を掲げたお釈迦様に甘茶をかけますが、本日はその甘茶を炊きました。
左画像は甘茶の花です。山紫陽花と非常に良く似ています。葉を乾かすとフィロズルチンという物質が生成され甘みを出すそうです。また、生薬としては、抗アレルギー作用、歯周病に効果があるそうです。
当山では、檀家様宅の裏庭の甘茶の木の葉(樹齢150年)を頂きます。右画像は葉をつんでしまった後の甘茶の木です)
半日日干しにした後手でもんだ茶葉です。
大釜で甘茶を炊きます。大量なので40分程煮ます。2回炊きました。
<MEMO>
「潅仏会(かんぶつえ)」とは・・・
仏教の開祖であるお釈迦様が、御出産直後に、お釈迦様が、東へ7歩あゆみ、右手を天に仰ぎ「天上天下唯我独尊」と言われました。すると、天からは甘露の雨が降り注ぎ、色とりどりの花が咲き乱れ、世界がお釈迦様の御誕生をお祝い致しました。現在の花まつりでは、そのお話を元に、花御堂を飾り、右手を掲げたお釈迦様に甘茶をかけます。これを「潅仏会(かんぶつえ)」とよびます。