日時 8月8日(土曜日)午前11時 本堂にて
本年初盆にあたっておられます檀家様は、
初盆施餓鬼回向を致しますので、御来山下さい。
一般参詣者の方も、御供養致しておりますので、
多くの皆様の御参詣をお待ち申し上げます。
施餓鬼旗(せがきばた)には、どんな意味があるのでしょう・・・
施餓鬼幡の特殊な形は、「五輪塔(右写真掲載)」を簡略化したもので、古代インド仏教において宇宙の構成と考えられた五大要素の(地(ち)・水(すい)・火(か)・風(ふう)・空(くう)の五つ)の象徴を意味致します。
その形を図案化し、卒塔婆(そとうば)や施餓鬼幡(せがきばた)の形が作られました。また、施餓鬼幡の特徴であります色にも意味があり、更に方角も表します。
(下記表参照)
ゆえに、施餓鬼幡には、各如来様からのご加護を頂戴し、ご先祖様をお守り頂くお力が込められております。つまり、施餓鬼法要を勤めることで、お盆で戻ってこられたご先祖様が、その如来様のお陰で、餓鬼道(地獄の一つ)に陥らず、あの世に間違うことなく戻られるのです。
特に新仏様は始めてこの世へのお帰りで、迷って方向を誤り、
餓鬼道に入り込まないように案ずるご家族の心配が、
初施餓鬼供養として営まれるのです。
ですから、お盆が終わり、無事にご先祖様があの
世へお帰りになられましたら、その施餓鬼幡は、各家々で焼却
供養致すのです
要素 |
色 |
方角 |
守 護 仏 |
役 割 |
空 |
青(緑) |
東 |
阿閦如来 |
「大円鏡智(だいえんきょうち)」で |
風 |
黄 |
中央 |
大日如来 |
「法界体性智(ほっかいたいしょうち)」で |
火 |
赤 |
南 |
宝生如来 |
「平等性智(びょうどうしょうち)」で |
水 |
白 |
西 |
阿弥陀如来 |
「妙観察智(みょうかんざっち)」で |
地 |
黒(紫) |
北 |
不空成就如来 |
「成所作智(じょうしょさち)」で |