輝空のちょっと一言

暮の押し迫ったお忙しい時分ですが、ひとことご挨拶申し上げます。毎年のことではございますが、1年は早いもので、本当に365日、24時間ちゃんと正確に流れているのか、誰かが、時計を早送りしているのではないかと考えるほど、あっという間の1年でございました。

皆様にはどのような1年だったと、お感じになられましたでしょうか。

我が家のこの1年の動きは、長男に始まり、長男に終わったと申しても過言ではございません。
1月から、本山での心得と、最低限習得しておかねばならぬ所作を教えてまいりました。準備を周到に進め、スムーズな本山生活に入る予定が、本人の運転免許取得が遅れに遅れ、鐘崎中の檀家様から、大ブーイングと溜息を頂戴致すものでした。

お陰で入山が最後となり、首の骨が折れるほど断りを申したのが4月のことでございました。
それから時折、こんな刑務所のようなところは嫌だ、と携帯にて連絡は入るものの、辞めて帰りたいと申すまでのところまでは至らず、どうにか今日まで修行を続けられたことに安堵致しております。

檀家様の中には、京都の本山にご参詣くださり、長男にお声をおかけくださった方もおられ、本人には励みにも、支えにもなったことに親として感謝申し上げます。

いずみの冒頭ページに脈々と受け継がれるお命のことを認めましたが、お命だけではなく800年続くこの泉福寺継承に長男がそのバトンを受け継ごうとしている伝導をありがたく思っております。
皆様にも陰ながら長男をお見守り頂き、重ねて幸甚至極の妙境にございます。

明年も引き続き泉福寺護持に信心賜り、併せて長男へのご鞭撻を、伏して宜しくお願い申し上げます。

            輝空

追伸 下の子供たちの記事ばかり読まれて、どうせここは、スルーされているのでしょう(苦笑)

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