チョッと独り言でございますが、
昔々のことでございます。長男と次男が連れ立って、お盆参りを始めた頃、一目、小坊主の姿が見たいと多くの檀家様より、長男、次男の読経を所望されました。子供の姿を見るには、お盆参りの中では、住職、長男、次男の3分の2の確率で子供に当たりますが、逆を言えば3分の1の確率で私がお勤めすることにもなります。
あるお家で、そろそろ自分の家の番が回ってくることを察知した家の子供さんが、誰がお参りに来るのか玄関先で待ち構えておりました。そのお家のお参りは、たまたまこの私でした。すると、その家の子供さんが「ばあちゃん!今年はハズレ!!和尚さんが参ってきた!!」と話していました。苦笑いした思い出と共に、子供たちをこよなく愛でて下さる檀家様に感謝した次第でございます。
ただ、この出来事はややトラウマになり、弘円が戻ってきた折には、法事の予約と共に、弘円のご指名ばかりがかかるのではないかと、ちょっと、イヤ多いに心配している小心住職の私でございます。
当面は、突発時の対応と修行勉強での同席にさせて頂きますので、ご了承下さいますようお願い申し上げます。
輝空苦笑