昔は確かに稚児だった、おっさん化した、泉福寺面々

≪副住職・長男弘円(24歳)≫
保育園で働いて3年目になります。今年はクラス担任ではなく、全クラスの補助保育士として走り回っています。入園したての今頃の新入園児は家庭を離れた不安と、さみしさで泣きっぱなしです。小さいクラスの補助に入ると、おんぶ紐で背中に一人背負い、前で抱っこして、更に足元でも小さな子が泣いている始末です。しかもその泣き方が最大マックスの「ギャン泣き」です。さぞやうるさいだろうと思われるかもしれませんが、自分にとっては、その泣いている姿が愛らしく、かわいくてたまりません。数週間もすると随分と慣れてきて、泣く子も少なくなるので、今だけのギャン泣き園児の愛らしい姿を堪能しております。

≪次男眞之介(22歳)≫
大学卒業と同時に神奈川県に就職し、家を出ました。神奈川での賃貸物件を決める条件はただ一つ。マッチョには有名な「ゴールドジム」が徒歩圏内にあることです。そして希望に叶う賃貸物件を契約し、一人暮らしを楽しく満喫しているようです。眞之介が自立した事に伴い、眞之介の「いずみ」掲載は今回で終了したいと思います。長きに亘り、眞之介をかわいがって頂き、ありがとうございました。親として感謝申し上げます。

≪三男萬斎(18歳)≫
妙な噂が広がっています。俺は国立の佐賀大学・医学部に入学したうわさが出回っているようです。それは誤解です。佐賀大学医学部のすぐそばの、某・私立大学です。勘違いしないで下さい。ただ一言文句があります。眞之介兄は確かに車の「ノート」を置いて行ってくれました。ところがその車を弘円兄が乗っているのです。俺は弘円兄の乗っていた「古い白の軽」が回ってきたんです。三男は本当に損です!

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