泉福寺が開かれたのは、暦仁元年(1238年)のことです。幸阿上人(こうあしょうにん・総本山光明寺第三世管長様)が上八村に庵を結んだことに始まります。
その後の歴史は定かではございませんが、上八村にあった泉福寺の前身の庵は、一度は絶えてしまったのだと考えられております。その後、大長寺(福岡市舞鶴)開山の祖、団空上人(だんくうしょうにん)が文献をもとに、元和九年(1612年)に鐘崎に泉福寺を復興させて下さったのです。それ故、泉福寺の開山の祖は幸阿上人(こうあしょうにん)であると共に、団空上人(だんくうしょうにん)を復興の祖として崇めておりました。
そして3年前、団空上人(だんくうしょうにん)の没後400年を迎えました。その年に向け、さかのぼること更に5年前より、団空上人400回忌の準備を進めておりました。時を同じくして私の講讃導師の出座と重なったため、お寺の行事としては檀信徒皆様にはお披露目せず、寺族のみで執り行いました。ただここで皆様にお知らせいたしますのが、団空上人の座像の修復を終えることが出来たのでございます。
元々、団空上人の座像は観音堂に安置されておりましたが、長年の経過劣化に加え、昔の観音堂の雨漏りの影響もうけ、痛みが激しくなっておりました。それをこの度、歳月をかけて修復し、お寺に安置することが出来たのでございます。団空上人の安置場所は、本堂上り口の階段前といたしました。お参りの際はお手を合わせ頂き、泉福寺の長い歴史に思いを馳せて頂ければと存じます。