2026年 秋彼岸【臨時】豆知識

腐る文字を使う豆腐

 腐っていないのになぜ豆腐?

 残暑が続きますが、冷秋が待ち遠しいですね。夏に大活躍した冷たい“冷やっこ”は、おかずとしても、ビールのお供にも、とてもおいしく、私も大好きです。料理を作る家内にとっても火を使わずに済むので、とても助かる一品と我が家にはしょっちゅう出てくる夏の夕食です。
 でも豆腐とは、なぜ腐っていないのに“腐”という字が使われているのでしょうか?
中国では、牛乳のたんぱく質を発酵させたヨーグルト状のものを乳腐(にゅうふ・中国読みは違うと思います・・)といい、大豆をすりつぶして沈殿凝固させて作られる豆腐の工程と見た目が似ているから、豆腐に“腐”という文字を使うようになったようです。このように液体と固体の中間的な物に“腐”の文字を使い、豆腐は豆の組織が崩れ、やわらかく固まったものという意味になるようです。
 日本では、“腐”の字は腐敗など腐るイメージが強いため、豆富と書かれていることもあります。
 ちなみに冷やっこの「やっこは」、やっこさん(武士の雑務を担う仕事の人)の半てん着物に、西角模様を付けさせていたので、その紋が豆腐と似ていることから、豆腐を“やっこ豆腐”と言うようになり、冷たくひやしたやっこ豆腐なので“冷やっこ”と呼ぶようになったそうです。
 法然上人も大好きだった冷やっこですが、もう冷やっこのお世話にならなくてもいい季節が恋しいものです。
 暑さ寒さも彼岸までが、昔のおまじないとなり、今は「暑さ寒さも十夜まで」が現状の昨今ですが、皆様お体ご自愛でお過ごしください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*